数学試験の歴史から見る日本の受験文化の変遷

今日では、数学が必修科目として普及していますが、数学をテストに含めるのは何十年も前から行われていました。1979年の第1回共通1次試験では、100分間で200点を取る数学Ⅰが出題されました。1993年の第4回センター試験では、60分間で100点を取る数学Ⅰと数学Ⅱが出題されました。2012年の第23回センター試験では、60分間で100点を取る数学ⅠAと数学ⅡBが出題されました。2022年の第2回共通テストでは、70分間で100点を取る数学ⅠAと60分間で100点を取る数学ⅡBが出題されます。このように歴代の教育政策に基づき、日本の受験文化は変遷してきました。今後も将来的なニーズに応じてテスト内容や形式などの改善・調整が行われていくことだろうと考えられます。